シズカンヌ映画祭 映画で学ぶ英会話
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こんばんは✨シズカです🌛
本日も一緒に過ごして下さった皆さん、ありがとうございました☺️
お会いした方々にオススメして頂いた映画や漫画や音楽や食べ物etc.時間がかかることもありますが、順次観賞しています✨また、お会いできた時に感想お話できたら楽しいです☺️
さて、映画で印象的な台詞は数ありますし、映画で覚えた言い回し、と言うものも少なくありません。
私の知り合いは「『マッド・マックス』が好きすぎて『マッド・マックス』で英語の基礎を覚えた」と言っていましたが、英会話の土台の治安が悪すぎるやろ。
閑話休題。
洋画でよく耳にする「Not for me」という言い回しがあります。
近年だと「グリーンブック」で用心棒トニーがピメントチーズを勧められて口にするものの「Not for me!」と言って吐き出すシーンがございます。劇場公開版の字幕では「ひでぇ味だな!」と訳されていました。これ、「俺の口には合わねぇな!」と訳すほうが本来のニュアンスに近いような気がします。
何らかのコンテンツが自分を満足させるに至らなかった場合、対象物を貶めるのではなく、それを好きな人たちの気持ちを否定するのでもなく「自分好みではない」「自分には向かない」という表現方法を用いる。エレガントな態度です。
この世の物事は須らく、自分個人のためにはできていません。自分のお気に召さないことのほうが多いのがデフォルトです。
「たまたま、自分にはあわなかったなぁ」
そんな時にさらりと使える言い回し「Not for me(私のための物ではない)」。覚えておくと便利です。
最後に「グリーンブック」の紹介を。
時代は1960年代。アフリカ系アメリカ人のピアニスト、ドクター・シャーリーと、彼に雇われたドライバー兼用心棒のトニー・リップ・ヴァレロンガ(ヴィゴ・モーテンセンが「指輪物語」のアラゴルン様と同じ人だとわからないほど完璧な役作りで、豪放磊落なイタリアのおとっつぁんを好演しています)。
黒人差別が色濃く残る南部でのコンサートツアーに挑む二人の道中を描いた伝記映画です。
見るからに育ちの良さそうなインテリ紳士シャーリーと、豪快で大食漢のイタリア男、トニー。対照的な二人ですが、ステレオタイプな黒人像でしかシャーリーを見ていなかったトニーが、だんだんと個人としての彼の孤独や葛藤と向き合い、理解を深めていく様が洒落っ気たっぷりに描かれています。
「黒人とイタリア人」としてではなく「個人と個人」として無二の友情を築いていく二人の姿が微笑ましい。
自分のためにはできていない世界に敢えて挑む中で、育ちも生き方も好きな物も違うからこそ親友になれた二人のオッサンの洒落たロードムービーです。ラストシーンでトニーの奥さんがそっと囁く一言がまた、どちゃくそ良い女なんだわ。
本日も一緒に過ごして下さった皆さん、ありがとうございました☺️
お会いした方々にオススメして頂いた映画や漫画や音楽や食べ物etc.時間がかかることもありますが、順次観賞しています✨また、お会いできた時に感想お話できたら楽しいです☺️
さて、映画で印象的な台詞は数ありますし、映画で覚えた言い回し、と言うものも少なくありません。
私の知り合いは「『マッド・マックス』が好きすぎて『マッド・マックス』で英語の基礎を覚えた」と言っていましたが、英会話の土台の治安が悪すぎるやろ。
閑話休題。
洋画でよく耳にする「Not for me」という言い回しがあります。
近年だと「グリーンブック」で用心棒トニーがピメントチーズを勧められて口にするものの「Not for me!」と言って吐き出すシーンがございます。劇場公開版の字幕では「ひでぇ味だな!」と訳されていました。これ、「俺の口には合わねぇな!」と訳すほうが本来のニュアンスに近いような気がします。
何らかのコンテンツが自分を満足させるに至らなかった場合、対象物を貶めるのではなく、それを好きな人たちの気持ちを否定するのでもなく「自分好みではない」「自分には向かない」という表現方法を用いる。エレガントな態度です。
この世の物事は須らく、自分個人のためにはできていません。自分のお気に召さないことのほうが多いのがデフォルトです。
「たまたま、自分にはあわなかったなぁ」
そんな時にさらりと使える言い回し「Not for me(私のための物ではない)」。覚えておくと便利です。
最後に「グリーンブック」の紹介を。
時代は1960年代。アフリカ系アメリカ人のピアニスト、ドクター・シャーリーと、彼に雇われたドライバー兼用心棒のトニー・リップ・ヴァレロンガ(ヴィゴ・モーテンセンが「指輪物語」のアラゴルン様と同じ人だとわからないほど完璧な役作りで、豪放磊落なイタリアのおとっつぁんを好演しています)。
黒人差別が色濃く残る南部でのコンサートツアーに挑む二人の道中を描いた伝記映画です。
見るからに育ちの良さそうなインテリ紳士シャーリーと、豪快で大食漢のイタリア男、トニー。対照的な二人ですが、ステレオタイプな黒人像でしかシャーリーを見ていなかったトニーが、だんだんと個人としての彼の孤独や葛藤と向き合い、理解を深めていく様が洒落っ気たっぷりに描かれています。
「黒人とイタリア人」としてではなく「個人と個人」として無二の友情を築いていく二人の姿が微笑ましい。
自分のためにはできていない世界に敢えて挑む中で、育ちも生き方も好きな物も違うからこそ親友になれた二人のオッサンの洒落たロードムービーです。ラストシーンでトニーの奥さんがそっと囁く一言がまた、どちゃくそ良い女なんだわ。