ヒップホップと民主主義と私
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こんばんは✨シズカです🌛
本日も一緒に過ごして下さった皆さん、ありがとうございました☺️
世間では、高校野球が開幕したようですね⚾
というわけで、野球のルールを知らない私が野球の話をしようと思います。
「政治と宗教と野球の話はするな」という謹言がありますが、本来は「熱心な思想が絡む話題は対立の可能性があるから、雑談のテーマにするのは避けたほうがいいよ」という意味での先人の教えであります。
それを言ったら、きのこVSタケノコ戦争だって白熱する可能性もありますし、超常現象否定派と肯定派の議論は半永久的に平行線を辿るでしょう。
私の好きな言葉の一つが、ヴォルテールの「君の意見には反対だ。しかし、君がそれを言う権利は、命をかけて守ろう」であります。これをプロレス語訳すると「真鍋ぇ……、真鍋ぇ……、ワシの生きざまを否定するなぁ!!オマエの生きざまも否定せん……!!」(by大仁田厚)になるわけですが、大切なのは異なる思想を対立以外で収めること。人としての理性の矜持は保っていたいですね。
というわけで「ダイナマイトどんどん」を観賞致しました。
時は終戦直後、GHQ統治下の北九州にて激化するヤクザの抗争。「ここは一つ、民主主義的な喧嘩をしようではないか」という警察署長の提案で開かれることになった野球大会。
このあらすじを聞いて、ワタクシは思うたわけです。
「この映画は、戦後日本におけるヒップホップなのではないか――?」と。
黒人の哀しみがブルースを生み、黒人の怒りがヒップホップを生んだ――と言われていますが「そもそもヒップホップて何よ?」という所から、おさらいしていきたいと思います。
ヒップホップ=ラップと認知されがちですが、本来はラップを含むストリートギャング文化全体を指す言葉です。
中でも代表的な「ヒップホップ四大要素」とされるのが、DJ、ラップ、グラフィティアート、ブレイクダンス。アメリカのストリートギャング抗争を無血に終わらせるために、銃や暴力の代わりとしてダンスやラップでのバトルが繰り広げられるようになった、という歴史があります。
戦後、GHQの指導により民主化が進む日本。仁義をスポーツマンシップに替えて、無血で勝敗を決す。これはまさに、ヒップホップではありませんか。
以下、箇条書きですが感想。
・使用言語はもちろん日本語なんですが、怒鳴る、喚く、叫ぶの三段活用のため、音声がハウりまくって何を言っているのかわからない箇所が多々あるため字幕が欲しい。
・経過時間40分くらいで「私、菅原文太 初体験がホントにこの映画で良かったんだろうか」と逡巡し出す。一通り、代表作を見た後で楽しむ上級者向けなの?それとも、平常運転なの?教えてエロい人。
ただ、菅原文太は映像で見て初めてカッコよさがわかりました。立ち姿がいい。声がいい。勢いがあって見ていて気持ちがいい。男らしさの中にチャーミングさもあって、すごく応援したくなりますね。
・何だかんだ言って結局、ドスを握って走り出す文太。そして始まる北大路欣也との斬り合い。民主主義的な喧嘩――とは何ぞや。
総評:すごく面白かったです。次はトラック野郎シリーズを見ます。
本日も一緒に過ごして下さった皆さん、ありがとうございました☺️
世間では、高校野球が開幕したようですね⚾
というわけで、野球のルールを知らない私が野球の話をしようと思います。
「政治と宗教と野球の話はするな」という謹言がありますが、本来は「熱心な思想が絡む話題は対立の可能性があるから、雑談のテーマにするのは避けたほうがいいよ」という意味での先人の教えであります。
それを言ったら、きのこVSタケノコ戦争だって白熱する可能性もありますし、超常現象否定派と肯定派の議論は半永久的に平行線を辿るでしょう。
私の好きな言葉の一つが、ヴォルテールの「君の意見には反対だ。しかし、君がそれを言う権利は、命をかけて守ろう」であります。これをプロレス語訳すると「真鍋ぇ……、真鍋ぇ……、ワシの生きざまを否定するなぁ!!オマエの生きざまも否定せん……!!」(by大仁田厚)になるわけですが、大切なのは異なる思想を対立以外で収めること。人としての理性の矜持は保っていたいですね。
というわけで「ダイナマイトどんどん」を観賞致しました。
時は終戦直後、GHQ統治下の北九州にて激化するヤクザの抗争。「ここは一つ、民主主義的な喧嘩をしようではないか」という警察署長の提案で開かれることになった野球大会。
このあらすじを聞いて、ワタクシは思うたわけです。
「この映画は、戦後日本におけるヒップホップなのではないか――?」と。
黒人の哀しみがブルースを生み、黒人の怒りがヒップホップを生んだ――と言われていますが「そもそもヒップホップて何よ?」という所から、おさらいしていきたいと思います。
ヒップホップ=ラップと認知されがちですが、本来はラップを含むストリートギャング文化全体を指す言葉です。
中でも代表的な「ヒップホップ四大要素」とされるのが、DJ、ラップ、グラフィティアート、ブレイクダンス。アメリカのストリートギャング抗争を無血に終わらせるために、銃や暴力の代わりとしてダンスやラップでのバトルが繰り広げられるようになった、という歴史があります。
戦後、GHQの指導により民主化が進む日本。仁義をスポーツマンシップに替えて、無血で勝敗を決す。これはまさに、ヒップホップではありませんか。
以下、箇条書きですが感想。
・使用言語はもちろん日本語なんですが、怒鳴る、喚く、叫ぶの三段活用のため、音声がハウりまくって何を言っているのかわからない箇所が多々あるため字幕が欲しい。
・経過時間40分くらいで「私、菅原文太 初体験がホントにこの映画で良かったんだろうか」と逡巡し出す。一通り、代表作を見た後で楽しむ上級者向けなの?それとも、平常運転なの?教えてエロい人。
ただ、菅原文太は映像で見て初めてカッコよさがわかりました。立ち姿がいい。声がいい。勢いがあって見ていて気持ちがいい。男らしさの中にチャーミングさもあって、すごく応援したくなりますね。
・何だかんだ言って結局、ドスを握って走り出す文太。そして始まる北大路欣也との斬り合い。民主主義的な喧嘩――とは何ぞや。
総評:すごく面白かったです。次はトラック野郎シリーズを見ます。