しずか　【色白癒し系美乳美女】のブログ

こんばんは✨シズカです🎥

本日も一緒に過ごして下さった皆さん、ありがとうございました✨

映画鑑賞に限らず、自分に目玉が２つ ついているのは「主観と客観、２つの視点で物を見るため」だと思っています。

個人の意見として好きな俳優がスティーブ・ブシェミだとしたら、一映画ファンとしてニュートラルな立場で最優秀主演男優賞に選ぶなら、あの人!ほら、あの映画とあの映画に出てたあの人よ!と、頭に役柄は思い浮かぶものの、本人の名前が出てこなくてモヤモヤしていたのですが、さっき思い出しました。

栄えあるシズカンヌ映画祭 最優秀主演男優賞は、クリスチャン・ベイル。

「アメリカン・サイコ」のベイトマンや「バットマン」のブルース・ウェインのようなノーブルなイケメン役もソツなくこなせるのに、役にあわせて、人間一人分の体重の増減・肉体改造を行うのは当たり前。捕虜になりきるためウジ虫を食べる。髪を抜き、歯並びを変えるために歯を抜く。毎回毎回、鬼気迫るほどの役者魂を見せつけてくれるカメレオン俳優です。

個人的には「フォードVSフェラーリ」のケン・マイルズ役が好きです。フォードチームの、車体の不具合は鈍器でブッ叩いて直すノリも好きです。

主演男優賞は誰か？と考えた時に彼の名前がすぐに出てこなかったのも、ベイル個人のイメージより、役ごとに一個の完成された人格として映画の中で生きているからこそ、ベイルとして認識してなかった、ということの表れではないでしょうか。

ジョニー・デップやトム・クルーズのように、本人の個性が強く印象に残る映画スターも華やかで魅力的ですが「完全に自分を消して役になりきる。クレジットを見なければ誰かわからない」というのも、演技を生業にする者にとっては究極の到達点なのかもしれません。