しずか 【色白癒し系美乳美女】のブログ

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直木賞雑感

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こんばんは✨シズカです📖

本日も一緒に過ごして下さった皆さん、ありがとうございました☺️✨

文学界のお祭り、芥川・直木 両賞が発表されましたね~🏆📖🏆

現役書店員で受賞された佐藤厚志さんの「荒地の家族」は読んでみたいなぁ🤔✨

そして、何と言っても、今回の直木賞MVPは、審査員の北方謙三先生だと思う。

23年間務めた審査員を今回を最後に退任される、とのことなのですが、その理由に感銘を受けました。

「若い才能に圧倒され続けた日々だった。今後はここで得たものを生かし、最後の長篇に挑みたい」

大御所でありながら、後進の作家たちから素直に刺激を受けられる感性の柔らかさ。文士としての本懐を遂げるために、喜寿を迎える手前で新たに筆を取ろうと言う意気込み。ただただ、カッコ良い。

北方先生のお人柄がよく表れているエピソードを。

若者の人生相談に答える連載「試みの地平線」。ほとんどの相談に対して「ソープへ行け!」と一刀両断、力業で解決するパターンが様式美と化していた連載なのですが、ある時「死にたい」と言う相談者に向けた先生の回答がこちら。

「死にたくなったら本を100冊読め。それでもまだ死にたかったら、もう一度、俺に手紙を書け」

カッコ良さがすぎる(号泣)

今でこそ「ベルセルク完結するまでは死ねねぇ……!!」「荒木飛呂彦(不老不死)より長生きしてジョジョシリーズを全部見届けてやる……!!」と言う野望にギラついているワタクシですが、思春期にはありがちな厭世感に浸っていた時期もありました。そんなワタクシの死生観にカタストロフィを起こしたのも読書です。

「ハムレット」の有名な「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ」にはまだ続きがあって、逡巡した後にハムレットは

「死んで、この世に帰ってきた人はいないわけだし、死後の世界がどんなもんか確かめる術はない。死後の世界が、この世より良い保障なんてないんだから、それならば、勝手がわかっているこの世で、もう少し戦ってみるほうを選ぼう」(翻訳によって意訳の幅が違うため、原文の意味とは違う部分があると思います)

と、腹を括ります。

「死にたい」と言う言葉を口にする時、人は本当に死を望んでいるばかりではなく、
「このままで生きているのが辛くてたまらない」と言う言葉のほうが適切である場合も多々あると思います。

そんな時、状況は変えられなくても、自分の視座を高めたり、物事を見る角度を変えると、状況打破できること、負荷が軽くなること、いっぱいあるからね。

生きるか死ぬか、まで行かなくても、価値観のバリエーションはたくさん身につけておいたほうが、自分が生きやすくなります。

その助けになるのが、読書だと思う。読書と筋トレにデメリットはありません。というか、読書は精神の筋トレ。

北方先生の新作長編、楽しみです。
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01月27日(Fri) 13:27
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しずか 【色白癒し系美乳美女】(30歳)
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