シズカンヌ映画祭 好きな映画音楽で打線組んだ(後編)
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こんばんは✨シズカです🎥
本日も一緒に過ごして下さった皆さん、ありがとうございました✨
アカデミー賞の発表を来月に控えた今、ひそやかにシズカンヌ映画祭も開催したいと思います。
今回は、映画の中で使われた印象的なロックの名曲をピックアップして語ろうかな、の後編。
🎥好きな映画音楽で打線組んだ🎥
🎸6番 「ショーン・オブ・ザ・デッド」より
クイーン「Don't stop me now」
お国柄が違うと笑いのセンスも違うので、笑う所で笑えなかったりするのですが、サイモン・ペッグ&ニック・フロストのコメディアン・コンビは好っき!
この2人が出てる映画は、日本人と笑いの親和性が高いと思う。
ゾンビをフルボッコにするシーンでこの曲が流れるんだけど、クイーンの曲でここまで笑うとは思わなんだ。
🎸7番 「ハイ・フィデリティ」より
ルー・リード「I believe」
純粋にルー・リードが好っき!
ワタクシはこの映画で、ジャック・ブラックが大好きになりました。
過去の恋愛について、女は上書き保存・男はフォルダ分け保存だと言います。過去の恋愛と音楽をセットで回顧する、恋愛音痴で音楽オタクのレコード店員のお話です。
恋してる時、失恋した時。人の心の一番近くに寄り添っているのって、実は音楽かもしれないよね。
ルー・リード及びヴェルヴェッツの他にも、キンクス、エルヴィス・コステロ、ベルセバ、ボブ・ディラン……と使用楽曲が、ロック好きには「わかってるね!」なライン・ナップなんですわ。
ロックと共に人生がある人のための映画です。
🎸8番「レスラー」より
ブルース・スプリングスティーン「The Wrestler」
ブルース・スプリングスティーンがミッキー・ロークのために書き下ろしたオリジナル曲。泥臭い歌声が、ミッキー・ローク演じるプロレスラーの生き様にマッチしています。
かつての栄光は過ぎ去り、それでも生きていくために働かざるを得ないロートルレスラーの葛藤と哀愁を描いた名作映画「レスラー」。
この映画を見て、心をブン殴られない野郎は男として半人前だと思っています。
マリサ・トメイ演じる熟女ストリッパーがめちゃくちゃいい女!浮上するためにもがけばもがくほど空回りする、男の惨めと不器用を包み込む、この包容力よ。
🎸9番「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」より
「Origin of love」「Midnight Radio」
性別適合手術に失敗して、股関に1インチの肉の盛り上がり"アングリーインチ"だけが残ってしまったヘドウィグとそのバンドの物語。ツアー巡業でのパフォーマンスに交えて、ヘドウィグの半生が語られていくグラムロック・ミュージカルです。
昔々、人間は二人で一体の球体だった。けれど、傲り高ぶった人間たちは神々の怒りに触れ、体を半分に引き裂かれてしまった。離れ離れになった半身を求めるようになったのが「Origin of love(愛の起源)」という、プラトンの「饗宴」から材を取ったと思われる、非常に痛切でロマンチックな一曲です。
ラストに歌われる「Midnight Radio」も「不完全な自分の欠落を完全に補ってくれる何か」を探し求めていたヘドウィグが、グラマラスな化粧や衣装の武装を自ら剥ぎ取って、「歪で不完全な自分が本来の自分なのだ」と受け入れて宣言する姿がとっても尊い。
ワタクシ、この映画にハマりすぎて、オフ・ブロードウェイ版のサントラも購入してしまったのですが、一つのバンドのコンセプト・アルバムとしても完成度が高いのです。
日本でも何度か舞台化されてますが、女王蜂のアヴちゃんがヘドウィグ演ってくれたら、伝説になると思うんじゃが。
本日も一緒に過ごして下さった皆さん、ありがとうございました✨
アカデミー賞の発表を来月に控えた今、ひそやかにシズカンヌ映画祭も開催したいと思います。
今回は、映画の中で使われた印象的なロックの名曲をピックアップして語ろうかな、の後編。
🎥好きな映画音楽で打線組んだ🎥
🎸6番 「ショーン・オブ・ザ・デッド」より
クイーン「Don't stop me now」
お国柄が違うと笑いのセンスも違うので、笑う所で笑えなかったりするのですが、サイモン・ペッグ&ニック・フロストのコメディアン・コンビは好っき!
この2人が出てる映画は、日本人と笑いの親和性が高いと思う。
ゾンビをフルボッコにするシーンでこの曲が流れるんだけど、クイーンの曲でここまで笑うとは思わなんだ。
🎸7番 「ハイ・フィデリティ」より
ルー・リード「I believe」
純粋にルー・リードが好っき!
ワタクシはこの映画で、ジャック・ブラックが大好きになりました。
過去の恋愛について、女は上書き保存・男はフォルダ分け保存だと言います。過去の恋愛と音楽をセットで回顧する、恋愛音痴で音楽オタクのレコード店員のお話です。
恋してる時、失恋した時。人の心の一番近くに寄り添っているのって、実は音楽かもしれないよね。
ルー・リード及びヴェルヴェッツの他にも、キンクス、エルヴィス・コステロ、ベルセバ、ボブ・ディラン……と使用楽曲が、ロック好きには「わかってるね!」なライン・ナップなんですわ。
ロックと共に人生がある人のための映画です。
🎸8番「レスラー」より
ブルース・スプリングスティーン「The Wrestler」
ブルース・スプリングスティーンがミッキー・ロークのために書き下ろしたオリジナル曲。泥臭い歌声が、ミッキー・ローク演じるプロレスラーの生き様にマッチしています。
かつての栄光は過ぎ去り、それでも生きていくために働かざるを得ないロートルレスラーの葛藤と哀愁を描いた名作映画「レスラー」。
この映画を見て、心をブン殴られない野郎は男として半人前だと思っています。
マリサ・トメイ演じる熟女ストリッパーがめちゃくちゃいい女!浮上するためにもがけばもがくほど空回りする、男の惨めと不器用を包み込む、この包容力よ。
🎸9番「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」より
「Origin of love」「Midnight Radio」
性別適合手術に失敗して、股関に1インチの肉の盛り上がり"アングリーインチ"だけが残ってしまったヘドウィグとそのバンドの物語。ツアー巡業でのパフォーマンスに交えて、ヘドウィグの半生が語られていくグラムロック・ミュージカルです。
昔々、人間は二人で一体の球体だった。けれど、傲り高ぶった人間たちは神々の怒りに触れ、体を半分に引き裂かれてしまった。離れ離れになった半身を求めるようになったのが「Origin of love(愛の起源)」という、プラトンの「饗宴」から材を取ったと思われる、非常に痛切でロマンチックな一曲です。
ラストに歌われる「Midnight Radio」も「不完全な自分の欠落を完全に補ってくれる何か」を探し求めていたヘドウィグが、グラマラスな化粧や衣装の武装を自ら剥ぎ取って、「歪で不完全な自分が本来の自分なのだ」と受け入れて宣言する姿がとっても尊い。
ワタクシ、この映画にハマりすぎて、オフ・ブロードウェイ版のサントラも購入してしまったのですが、一つのバンドのコンセプト・アルバムとしても完成度が高いのです。
日本でも何度か舞台化されてますが、女王蜂のアヴちゃんがヘドウィグ演ってくれたら、伝説になると思うんじゃが。