ドッグマン(※犬は無事です)
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こんにちは✨
動物が可哀想な目に合う映画が苦手なので「ジョン・ウィック」を観るまでに、足掛け5年かかった女、シズカです🐕
題名からして、犬がどうにかなるであろう映画「ドッグマン」公開初日に観てきました。
ワタクシが「ハリウッドの斎藤工」と呼んで、応援しているケイレブ・ランドリー・ジョーンズ君が主演!!と言うことで、勇気を出した所存でございます。
🎦ケイレブ・ランドリー・ジョーンズとは、どういう俳優さんなのかと言いますと。
180cmの長身にモデルばりのビジュアル(マーク・ジェイコブスのアイコンとか似合いそう)、と、キレイどころ路線で売っていくことも充分可能なのに、リスペクトしている監督に黒澤明、コラボしてみたい監督に園子温を挙げるなど、ガチの映画オタク。インディペンデントな映画に好んで出演している、骨のある俳優さんなんですよ。
映画に対する向き合い方や、自分の立ち位置の定め方が、斎藤工と共通項があるのです。
ブレイクしてからも、白ブリーフ姿で変な役やってくれる斎藤工は良い奴だ。そして、斎藤工の映画コラム、読み応えあるので書籍化されないかな。
自分はイケメンよりもゾンビ見てたほうが楽しい人間なのですが、ケイレブ君のことは「世間一般的にイケメンだから好き」なのではなく、映画と言うカルチャーを心底愛しているオタクなところが好き、なのであります。
🎦今作「ドッグマン」のあらすじは、と言いますと。
闘犬で生計を立てる父親に虐待されて育った少年。檻の中で犬と共に育った彼は、いつしか人間よりも犬を愛し、犬の集団を指揮した犯罪行為に手を染めていくーー。
ケイレブ君演じる通称・ドッグマンが、弱者から「奪い返す者」へ変身したきっかけが、マイク・タイソン式覚醒(※1)だったら、私は、心が破けたまま、以降、2時間近くを過ごさねばならない……と、心配していたのですが、犬は無事でした。良かった。
🎦無事どころか、出てくるワンちゃんがみんな「ー銀牙ー流れ星 銀」の犬軍団ばりのチームワーク&戦闘能力で大活躍していました。
出演してくれたワンちゃん全員に最優秀助演ワンワン賞&犬用ちゅーる一年分を贈呈したいくらい、お利口さんでした。
ワンちゃんたち、みんな、グッボーイよ。
🎦ケイレブ君が演じた中で、一番好きだったのは、サブカルの民はみんな大好きジム・ジャームッシュの「デッド・ドント・ダイ」で演じたホラー映画オタクの青年役。
……だったんですが、今回の「ドッグマン」も甲乙つけ難い。下半身が不自由なドラァグクイーン兼強盗、と言う、情報量多い役柄を、奇を衒うことなく、丁寧に演じていたと思います。
常に泣き笑いしているような表情に、人間社会に対する諦念が滲んでいるのよ。
「アンチ・ヴァイラル」では、病的なまでの線の細さと顔色の悪さが、あの世界観にマッチしていましたが、今作での、不健康に浮腫んだ顔と肉体も、この世の全てに疲れ果てた役柄に合ってて良かった(役作りじゃなかったらゴメン、ケイレブ君)。
🎦ケイレブ君は映画人としてのポテンシャルは充分にあるのに、なかなか、大ブレイクに至らない。ハマり役にさえ恵まれれば……と言う印象の俳優さんでした。
ティム・バートンとジョニー・デップみたいに、相性の良い監督とタッグを組んで、何作か仕事できていたら、ポスト・ジョニー・デップの座も狙えていた逸材だと思います。
90年代のサブカルクソ女はみんな、ジョニー・デップとヴィンセント・ギャロ好きやったやろ(暴論)。
2021年の「ニトラム」で、カンヌ主演男優賞も獲りましたし、実力もお墨付き。
今後も勢いに乗って、クセのある映画にいっぱい出て、怪優への道を歩んで行って欲しい。
🎦いつか、ケイレブ君にも、バットマンのジョーカーを演ってほしい。ヒース・レジャー、ホアキン・フェニックス並の俳優に大化けすることを願って。
(※1 マイク・タイソンは可愛がっていたペットの鳩を、いじめっ子に殺されたことがきっかけで覚醒し、いじめっ子をボッコボコにブチのめした際に初めて「自分が強いと言うことに気づいた」と言う逸話がある)
動物が可哀想な目に合う映画が苦手なので「ジョン・ウィック」を観るまでに、足掛け5年かかった女、シズカです🐕
題名からして、犬がどうにかなるであろう映画「ドッグマン」公開初日に観てきました。
ワタクシが「ハリウッドの斎藤工」と呼んで、応援しているケイレブ・ランドリー・ジョーンズ君が主演!!と言うことで、勇気を出した所存でございます。
🎦ケイレブ・ランドリー・ジョーンズとは、どういう俳優さんなのかと言いますと。
180cmの長身にモデルばりのビジュアル(マーク・ジェイコブスのアイコンとか似合いそう)、と、キレイどころ路線で売っていくことも充分可能なのに、リスペクトしている監督に黒澤明、コラボしてみたい監督に園子温を挙げるなど、ガチの映画オタク。インディペンデントな映画に好んで出演している、骨のある俳優さんなんですよ。
映画に対する向き合い方や、自分の立ち位置の定め方が、斎藤工と共通項があるのです。
ブレイクしてからも、白ブリーフ姿で変な役やってくれる斎藤工は良い奴だ。そして、斎藤工の映画コラム、読み応えあるので書籍化されないかな。
自分はイケメンよりもゾンビ見てたほうが楽しい人間なのですが、ケイレブ君のことは「世間一般的にイケメンだから好き」なのではなく、映画と言うカルチャーを心底愛しているオタクなところが好き、なのであります。
🎦今作「ドッグマン」のあらすじは、と言いますと。
闘犬で生計を立てる父親に虐待されて育った少年。檻の中で犬と共に育った彼は、いつしか人間よりも犬を愛し、犬の集団を指揮した犯罪行為に手を染めていくーー。
ケイレブ君演じる通称・ドッグマンが、弱者から「奪い返す者」へ変身したきっかけが、マイク・タイソン式覚醒(※1)だったら、私は、心が破けたまま、以降、2時間近くを過ごさねばならない……と、心配していたのですが、犬は無事でした。良かった。
🎦無事どころか、出てくるワンちゃんがみんな「ー銀牙ー流れ星 銀」の犬軍団ばりのチームワーク&戦闘能力で大活躍していました。
出演してくれたワンちゃん全員に最優秀助演ワンワン賞&犬用ちゅーる一年分を贈呈したいくらい、お利口さんでした。
ワンちゃんたち、みんな、グッボーイよ。
🎦ケイレブ君が演じた中で、一番好きだったのは、サブカルの民はみんな大好きジム・ジャームッシュの「デッド・ドント・ダイ」で演じたホラー映画オタクの青年役。
……だったんですが、今回の「ドッグマン」も甲乙つけ難い。下半身が不自由なドラァグクイーン兼強盗、と言う、情報量多い役柄を、奇を衒うことなく、丁寧に演じていたと思います。
常に泣き笑いしているような表情に、人間社会に対する諦念が滲んでいるのよ。
「アンチ・ヴァイラル」では、病的なまでの線の細さと顔色の悪さが、あの世界観にマッチしていましたが、今作での、不健康に浮腫んだ顔と肉体も、この世の全てに疲れ果てた役柄に合ってて良かった(役作りじゃなかったらゴメン、ケイレブ君)。
🎦ケイレブ君は映画人としてのポテンシャルは充分にあるのに、なかなか、大ブレイクに至らない。ハマり役にさえ恵まれれば……と言う印象の俳優さんでした。
ティム・バートンとジョニー・デップみたいに、相性の良い監督とタッグを組んで、何作か仕事できていたら、ポスト・ジョニー・デップの座も狙えていた逸材だと思います。
90年代のサブカルクソ女はみんな、ジョニー・デップとヴィンセント・ギャロ好きやったやろ(暴論)。
2021年の「ニトラム」で、カンヌ主演男優賞も獲りましたし、実力もお墨付き。
今後も勢いに乗って、クセのある映画にいっぱい出て、怪優への道を歩んで行って欲しい。
🎦いつか、ケイレブ君にも、バットマンのジョーカーを演ってほしい。ヒース・レジャー、ホアキン・フェニックス並の俳優に大化けすることを願って。
(※1 マイク・タイソンは可愛がっていたペットの鳩を、いじめっ子に殺されたことがきっかけで覚醒し、いじめっ子をボッコボコにブチのめした際に初めて「自分が強いと言うことに気づいた」と言う逸話がある)