藤井 りかのブログ

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番町皿屋敷&牡丹灯籠。

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昨日はお岩さんのお話しを紹介しましたが、本日は日本三大幽霊のあと2人のお話しをしてみようと思います。


【番町皿屋敷】

江戸時代。青山播磨の神至善(あおやまはりまのかみしぜん)というお屋敷に菊という下女がお手伝いとして働いていました。

しかし主人が大切にしていたお皿10枚のうち、1枚を誤って割ってしまいます。怒った主人はお皿1枚の代わりだとして菊の中指を切り落とし、部屋に閉じ込めて監禁してしまいます。

なんとか脱出できたものの菊はそのまま井戸に身を投げて死んでしまいます。それ以降その井戸から夜になると

「いちまぁぁ〜い にまぁぁ〜い さんまぁぁ〜い」「1枚たりなぁぁぁ〜い」と皿を数えながら嘆く菊の声が聞こえるようになります。

その頃に生まれた主人の子供に中指がなくお坊さんを呼んでお経を唱えてもらうようにしました。夜になっていつものお皿を数える声が聞こえて

「はちまぁぁ〜い きゅうまぁぁ〜い」ときたところでお坊さんが「十!」とつけ加えると「あら嬉しや〜」とそのまま消えてしまいました。

このお菊さんの霊が出たと言う井戸は実在していて姫路城の敷地内にあると言われています。

このお話しはあまりにも有名ですが残す一つのお話しはあまり聞いた事がないのではないでしょうか。

【牡丹灯籠】

こちらも江戸時代です。ツユと言う女性と新三郎と言う男性が恋仲になりますが、ツユは新三郎を愛するあまり自殺をしてしまいます。そこにツユの母親が後を追い死んでしまいます。

しばらくすると死んだはずのツユと母親が下駄の音をたてながら新三郎のもとへやってくるようになりました。

新三郎は怖かったけれどツユに会えた事が嬉しくて部屋へ招き入れます。ただツユと新三郎の姿を目撃した半蔵と言う男はその光景に驚きます。

なんとそれは骸骨と絡み合う新三郎の姿でした。半蔵はすぐに占い師に相談します。占い師は部屋にお札を貼るよう助言し半蔵は言われた通りに部屋にお札を貼りました。

お札の貼ってある部屋にツユは入る事が出来なくなりお札を剥がすよう半蔵に頼み込みます。それを聞いていた半蔵の妻は100両持ってくればお札を剥がしてあげようと取り引きをします。

え?幽霊相手に金の取り引き?

次の日が100両を本当にツユは用意し、新三郎の部屋に入る事が出来ました。翌朝、半蔵は新三郎の部屋を見に行くと人骨に首を絞められて死んでいる新三郎を発見するのでした。

ツユのお母さんはなんで一緒に付いてきたのでしょう?ツユはどこから100両を調達したんでしょう?この牡丹灯籠だけは実在する人物はいなく完全に作り話しのようです。

日本三大幽霊はどれも女の怨念が霊となって現れる話しなんですね。光源氏物語でも光源氏を愛するあまり生霊になって相手の女を脅す六条の御息所なんて女もいましたが女の怨念は怖いものとしてよく怪談話に使われています。

日本三大幽霊の絵が描かれている掛け軸がありますが見たいなあ。どこかで展覧しないかな。

藤井りか

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01月28日(Tue) 10:25
目が。。。

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