「〇〇の炙り」
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ジュッ…ジュワッ…と熱い鉄板に触れた瞬間、脂の弾ける音が部屋中に響く。
表面はこんがりとキツネ色に焼き上がり、その香ばしい匂いが鼻をくすぐる。
箸でそっとつまむと、まだほんのり温かいブリの身がほろっと崩れる。その断面から、じゅわっと滲み出る脂がキラキラと輝いて、まるで宝石みたい。
口に運べば、ふわっとした食感と濃厚な旨味が舌の上でとろける。香ばしい皮の部分がカリッとアクセントを添えて、噛むたびに「ん〜っ」と思わず声が漏れるほどの幸福感。
冬のブリはやっぱり特別。
まるでこの季節だけの恋人みたいに、心も体も温めてくれる存在。
今日も美味しい時間をありがとう…そんな気持ちで箸を置いた日でした。
さて、皆さんの「お昼の美味しい時間」はどんなひとときでしたか?