逢いたい衝動は、殿方様のもとに
冬の気配が、まだ街の隅に残っている。
青森の空は高くて、
澄んだ空気が胸いっぱいに広がるたび、あなたを思い出す。
八甲田の白さ。
港に揺れる灯り。
夜の海に溶けていく静かな波の音。
凛としたこの街の空気は、
どこかあなたに似ている。
無口で、不器用で、
でもそばにいるだけで、なぜか安心できる。
駅に響く足音や、
商店街のあたたかな明かり、
ふとした瞬間に見る雪解けのしずく。
そのひとつひとつが、
あなたと過ごした時間を思い出させるの。
ねぇ、今すぐにでも会いたい。
この澄んだ空の下で、
あなたの隣に立って、
同じ景色を見つめたい。
青森の風が頬をなでるたび、
胸の奥の想いは、もう隠せないほどに溢れてくる。
今すぐにでも、
あなたのもとへ。

