阪神JF
阪神JF(阪神芝1600m)は完成度と成長力、そして流れに乗れるかが問われる一戦。
本命は タイセイボーグ。
1戦ごとにレースを経験しながら、追い切りの動きも毎回のように良化してきた馬で、今回もこれまで以上にフットワークが良く見えた。鍵はスタートだけど、この枠ならタイミングは合わせやすいはず。本来はある程度位置を取って、長く良い脚を使う形の方がパフォーマンスは高いタイプ。スムーズに流れに乗れれば、ここでも勝ち負けできると判断した。
もう1頭の軸は マーゴットラヴミー。
ここ2走の内容は圧巻の一言。走法的に沈むようなストライドではないし、多少渋った馬場でも問題なさそう。スピードだけで押し切ってきた内容を考えても、素質の高さは相当。自分のリズムで運べれば、上位争いは濃厚だと思う。
単穴は アルバンヌ。
追い切りの動きがかなり良かった分で評価を引き上げた。ただしストライドは大きめで、調教で見せたフットワークをレースでも再現できるか、馬場がソフトになった時は少し気になる。
ミツカネベネラは鋭い決め手を持っているものの、走りにはまだ若さが残る印象。時計が速くなった時にバランスを崩す可能性もあるので、相手候補まで。
アランカールはテンのダッシュがつかない点がどうしてもネック。脚力はあっても展開面で噛み合うかは微妙。
ギャラボーグはまだ走りが幼いが、それでも時計が出ているのは評価したいポイント。ポテンシャルは感じるし、将来性込みで押さえておきたい存在。
総合的には、成長力と完成度のバランスが取れた馬を重視。
この舞台でどの馬が一段階ギアを上げてくるか、しっかり見届けたい一戦。

