れんのブログ

さてさて、前回岸辺露伴とは何者なのか…
そして彼の使うスタンドの性能というものを簡単に説明しましたが


それを踏まえてようやく本編に突入です


ここからは本編内容に触っていくのでネタバレNGなお兄さんたちはここでUターンを


話は本編で東方仗助↓

にボコボコにされてしばらく漫画を休載することになった岸辺露伴↓

が漫画の取材のためにイタリアのヴェネツィアを訪れることから始まる


とある教会の懺悔室に興味をそそられた露伴は何気ない気持ちで懺悔室へと足を踏み入れる

駄菓子菓子

露伴は間違えて神父の部屋に入ってしまう


（神父の部屋とはつまり懺悔を聞く側ということですね）


その事に気付いた露伴は慌てて外に出ようとするが、その直後懺悔する者側の部屋に男性が妻の告白をしにやってきてしまう…

（ここからはこの男性をAとした方が分かりやすいのでAと評価しますね）


自身の作品にリアリティを追求する露伴はこれは貴重な体験が出来るチャンスだと考える

今ここでその男性Aに自分は神父ではないとバラすのも酷ではないかと開き直った露伴は神父になりすまして男性の懺悔を聞き始めることとなる


男性A↓

は昔、食品市場で下働きとして働いていた当時24歳


（ここの設定も映画とは若干異なりますね映画では旅行中に旅費を盗まれて仕方なく働いていたという設定でビルの中の廃棄物的な瓦礫なんかを運ぶ作業をしていました）


残業をしていたある日、東洋人と思われる浮浪者↓

が現れる

その浮浪者は5日何も食べていないと訴え、テーブルの上にある男性Aの弁当をチラチラ見ながら食べ物を恵んでくれと懇願してきた


これに対して男性Aはどうせこの男は今まで怠惰な生活をしてきたに違いない
自分は慣れない土地でも必死に仕事をしているというのに…

と浮浪者に対して怒りを覚える


男性Aは自分が残業として運んでいた重いとうもろこしの袋を浮浪者が全部運び終えることを条件に弁当を譲る約束をした


浮浪者はその条件を飲み込むものの5日も何も食べていないから食べた後に働く、まずは食べ物を食べさせてほしいと男性Aに訴えるが、男性Aは浮浪者の言い分を認めず、自分の日頃の鬱憤を晴らすように酷い扱いで浮浪者を容赦なく働かせた…

必死でとうもろこしの袋を運ぼうとする浮浪者だったが、空腹でやつれていた浮浪者はまともに仕事が進まず、とうとうとうもろこしの袋の重さに耐えられず


「うっ…」

っと一袋も運び切ることなく袋の下敷きになり動かなくなってしまうのであった


作業開始からわずか10分程度の出来事だった…


男性Aはその光景を見て、わざと倒れて誤魔化しているに違いない、怠け癖がついているようだと思い浮浪者を罵る


駄菓子菓子


突然倒れていたはずの浮浪者が何故か自分の足元から怒り狂った恐ろしい形相をしながら現れた


「ナマけてるように…このオレがナマけているように見えるって言うのかっ

オレは今っ！

深い海よりも深い絶望の中にいる！

おまえから与えられてな！え？

オレは忘れねえっ！

てめーの顔は決してっ！！」


浮浪者は男性Aが言った
怠け癖がついてる
の決めつけに憤り、彼の足首を掴みながら


「この報いはっ！償わせてやるっ！必ずっ！オレは戻って来るっ！おまえが幸せな絶頂の時必ずっ！おまえを迎えに戻ってくるぜっ！いいなっ！」

と吐き捨てると、驚き仰け反った男性Aの前から姿を消した…


その直後、男性Aの同僚たちが袋の下敷きになったまま動かず倒れている浮浪者の元へと駆け寄っていた

浮浪者が死亡したことを聞いた男性Aは先程姿を現した浮浪者はもしかしたら幽霊だったのではないかと察し、青ざめる


そしてこの時初めて浮浪者は決して怠けていたわけではなく本当に5日食べていない瀕死の状態だったことを男性Aは理解した


そしてここから男性Aの生活は大きく変化を見せることとなる

次々と幸運が舞い込んでくるようになるのだ


遠い親戚から遺産が入る
サッカーのくじに当選する
職場で企画したとうもろこしのお菓子やコーンフレークが大ヒットを見せる
スーパースターモデルの女性と結婚し、娘を授かる

そんな幸運の連続から裕福な生活を送ることとなる男性Aだったが浮浪者の幸せの絶頂の時に迎えに来るという言葉をずっと引きずっていて、幸せの絶頂を迎えてはいけないと危機感を募らせていた


（映画ではいつも自分は少しだけ幸せを手放す…と語っていましたね結婚も1番好きな女ではなく2番目の女としたとそうやって幸せの絶頂を迎えないようにしていた男ですがどうしても抗えないことが彼を襲うのです）


ある日、下働きからヴェネツィアでも指折りの富豪になった男は執事の男を引き連れて娘と街を散歩していた


ポップコーンを投げて口でキャッチしようはしゃぐ娘の姿に男は幸せな絶頂を感じてしまう…


next
幸せの絶頂を迎えてしまった男の運命とは…
絶望をかけたポップコーンゲーム


自分の子どもを微笑ましく愛おしく思ってしまうそんな気持ちには抗えなかったというわけですね

幸せの絶頂を感じてしまった男の運命は


次回男は自分の運命を賭けてあるゲームに挑むこととなります
単純明快なそのゲームとは


次回の本日の1冊をお待ちください


気になったお兄さんたちは是非岸辺露伴は動かないを手にとってみてくださいね