続・本日の1本

先日から語らせてもらっています岸辺露伴は動かないより懺悔室劇場版ですが…
原作と多少の違いがあるものの原作のラスト、男が狡猾に浮浪者の怨霊(ソトバ)から逃げ切ったと思ったのも束の間、男に騙され男の顔に整形をし、怨念に殺された執事の怨霊(田宮)と、騙されていたことに気付いた浮浪者の怨霊の2人の怨霊から男が恨まれてしまうと言うところまで語らせてもらいました
そしてこかからが映画オリジナルの展開となります
ややこしいのでもう一度おさらいをすると…
男(水尾)↓
の中身は執事(田宮)
執事(田宮)↓
の中身が男(水尾)となっている
大人になったマリア↓
が再びここで登場する
なんとマリアは露伴↓
をイタリアに招待したロレンツォ↓
の婚約者で結婚を目前に控えていた
2人の馴れ初め的なものと描かれて、2人がお互いを愛していることが伝わってくる
駄菓子菓子
マリアの父である男(外見は執事)が2人の仲を引き裂こうとする
何故なら男の身代わりとなった執事が自分は男の身代わりで殺されたのだと知った時に男に
娘が幸せの絶頂を感じた時に男に絶望を与えにくる
と新たな呪いをかけていたからだ
つまり
娘(マリア)が結婚をして幸せになる=自分が怨霊に殺される
という結論に男は至っていたのだ
男はマリアが幸せになることを阻止するためマリアが結婚式を行えないようにと行動する
自身の部下たちに結婚の阻止を命じるが、その為ならばロレンツォの命すら奪っても構わないと伝える
露伴は懺悔室で男をヘブンズ・ドアーで本にして男の人生を覗き見したが、その際に本に付着していた血に触れている
その血は露伴の指から消えることなく物語中何度も登場していた
その本に付着していた血液こそが
幸運を得ると不幸になる呪いの血
だったのだ
(この辺の血の件なんかも原作にはなかった映画オリジナルの設定ですねそしてこの血が起こす現象が露伴を本気にさせるのです
)
つまり露伴も男と同じ呪いにかかっていたのだ
駄菓子菓子
露伴は怨霊たちに恨まれるようなことはしていないため彼の元にはただただ幸運が訪れるだけとなる
カフェに行けば料理をサービスされ、座っているだけで隣にいた男から人気オペラのチケットを譲り受けることとなる…
といったように露伴の指に血が付着している間露伴には次々に幸運が舞い込んできた
そんな中露伴の漫画の増刷が次々決まり、海外でも大ヒットという幸運に見舞われる
ところが露伴自身はそれを良しとはせず呪いを断ち切ることを決める
僕は漫画家だ
そこに幸運が入り込む余地はない
あくまでも読者に漫画を届けるだけだ
露伴は呪いとの対峙を決意して立ち上がる
next
悲しき男の末路とは…
露伴らしいですね
プライドの高い彼は他の舞い込んできた幸運は見逃せても、幸運により作品が売れることだけは許せなかった
にしても自身が不幸にならないためには娘の結婚をぶち壊し、相手の男性を殺すことすら辞さないという男はもうどこか壊れてしまった印象ですね
自分が生き続ける限り娘が幸せになることはないというこの現状を幼い頃から娘に教え込んでるあたり…
んーといった感じ
元々娘には何の非もないだけにマリアに同情してしまいます
そんな男がどんな結末を迎えるのか…
どうぞお楽しみに