しずか　【色白癒し系美乳美女】のブログ

あ、浦沢直樹作品の電子書籍化ね。

去年冬から解禁されてたの私が知らなかっただけなんですが。教えて下さった方、ありがとう😭


こんばんは🌙シズカです☺️

本日も一緒に過ごして下さった皆さん、ありがとうございました✨


今まで、浦沢作品は先生ご本人のこだわりにより、電子書籍化がされていなかったので「浦沢作品＝紙で読むしかない」と言う認識だったのですよ。

読みたい本も漫画も全部、紙書籍で買っていると部屋があっという間に本だらけになるので、漫画は電子書籍で購入して、活字は紙書籍で……と区別しています。

これでやっと、いつでもどこでも読みたい時に「MASTERキートン」が、スマホで読める😭!

個人的に、浦沢直樹は手塚治虫に一番近い男だと思います。

画風は違えど「最低限の線で最大の表現をする」と言う、漫画的な表現の上手さ、漫画的な記号に変換する上手さ、と言う点が非常に手塚っぽいんですよ。

手塚治虫文化賞を二度に渡って受賞している唯一の作家さん、と言うのも納得できます。

登場人物の心情をモノローグではなく、表情で表現する「絵で語る」ことができている漫画家さんって、実はそんなに多くないんですよね。

例えば、最後の1コマのブラック・ジャックの表情で、患者が助かったのか否かがわかる。伝わる。

「奇子」の仁朗が、闇落ちしてしまった瞬間が、瞳の表情の表現の仕方でわかる。

「MASTERキートン」は特に、各話の締めくくり方に「ブラック・ジャック」へのリスペクトが感じられて、胸アツになります。

手塚作品以外で、ワタクシが漫画を読んで感動して泣いたのは、「MASTERキートン」の「屋根の下の巴里」だけです。

キートンの恩師、ユーリー先生が最高なんだよなぁ(号泣)

大学の講義中にナチスドイツの空襲に遭ったユーリー先生が、瓦礫の中で煤だらけの教科書を取り出して言うのです。

「さあ、諸君、授業を始めよう。あと、15分はある」

「敵の狙いは、この攻撃で英国民の向上心をくじくことだ。ここで私達が勉強を放棄したら、それこそヒトラーの思うツボだ」


人間にとって一番強靭な武器は、知識と学ぼうとする意思。一番豊かな財産も同様。それは一度、自分の中に持ったのなら誰にも奪うことができないし、皆に分け与えても尽きることがない。それを教えてくれた、大切な作品です。


【お知らせ】
明日11/3(木)は12:00から、お誘いお待ちしております✨