あなたと私の漫画夜話
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こんばんは✨シズカです📖
お呼び下さった皆様にオススメして頂いた映画や漫画や音楽や食べ物etc.
時間がかかることもありますが、一つ一つ大事に向き合って観賞しています。みんな、素敵なオススメありがとうね💕
また、お会いできた時にも直接お礼できたら嬉しいです🥰✨
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☖羽海野チカ「3月のライオン」感想
ゆるフワな絵柄があまり好みではなくて、食わず嫌いしていた羽海野チカ作品。
羽海野先生が、もう一つの代表作「ハチミツとクローバー」について「焼け野原にハチクロだけが残りました。私の大事な物語です」と紹介していました。
「3月のライオン」は、人間と交わる中でとことん傷ついた上で、人間に救われたことがある人間でないと辿り着けない境地。人生にとことん打ちのめされても、人生にしがみつくことを選んた人間でないと、見たことがない景色。そこからの視点で描かれた漫画。いい意味で、見る側にもパワーが必要とされる作品でした。
しかも、それを、ふんわりと柔らかに描いてしまう。羽海野チカと言う人は、いったい、どんな人生を生きてきた人なのか、と圧倒されました。
ヒトは自分以外のヒトと交流することで、人間となりうる。人間であるということは世の中と交わり、他者と交わることで、自分の役割を果たすこと。私が敬愛している学者の和辻哲郎先生は、こう説いています。「3月のライオン」を読んで、どんどん人間らしくなっていく主人公を見て、和辻先生のことを思い出しました。
私は、特定の宗教は信仰していませんが、ある、一つの小宇宙を統べる存在を神様と言うならば、漫画の神様はやはり、手塚治虫先生で、先生はずっと「生きるとは何か。人間とは何か。ヒトが人間として生きると言うことはどういうことか」を掘り下げてきた方だと思っています。
羽海野先生は「3月のライオン」で手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞なさっていますが、手塚賞作家は「人間を描く」と言うことを達成している先生が多いですね。
げに恐ろしや、羽海野チカ。
自分だけの感性で生きていたのでは、出会えなかった作品に向き合う機会をもらえるのも、オススメの良さですね。
ものすごい作品を教えて下さってありがとう。
お呼び下さった皆様にオススメして頂いた映画や漫画や音楽や食べ物etc.
時間がかかることもありますが、一つ一つ大事に向き合って観賞しています。みんな、素敵なオススメありがとうね💕
また、お会いできた時にも直接お礼できたら嬉しいです🥰✨
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☖羽海野チカ「3月のライオン」感想
ゆるフワな絵柄があまり好みではなくて、食わず嫌いしていた羽海野チカ作品。
羽海野先生が、もう一つの代表作「ハチミツとクローバー」について「焼け野原にハチクロだけが残りました。私の大事な物語です」と紹介していました。
「3月のライオン」は、人間と交わる中でとことん傷ついた上で、人間に救われたことがある人間でないと辿り着けない境地。人生にとことん打ちのめされても、人生にしがみつくことを選んた人間でないと、見たことがない景色。そこからの視点で描かれた漫画。いい意味で、見る側にもパワーが必要とされる作品でした。
しかも、それを、ふんわりと柔らかに描いてしまう。羽海野チカと言う人は、いったい、どんな人生を生きてきた人なのか、と圧倒されました。
ヒトは自分以外のヒトと交流することで、人間となりうる。人間であるということは世の中と交わり、他者と交わることで、自分の役割を果たすこと。私が敬愛している学者の和辻哲郎先生は、こう説いています。「3月のライオン」を読んで、どんどん人間らしくなっていく主人公を見て、和辻先生のことを思い出しました。
私は、特定の宗教は信仰していませんが、ある、一つの小宇宙を統べる存在を神様と言うならば、漫画の神様はやはり、手塚治虫先生で、先生はずっと「生きるとは何か。人間とは何か。ヒトが人間として生きると言うことはどういうことか」を掘り下げてきた方だと思っています。
羽海野先生は「3月のライオン」で手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞なさっていますが、手塚賞作家は「人間を描く」と言うことを達成している先生が多いですね。
げに恐ろしや、羽海野チカ。
自分だけの感性で生きていたのでは、出会えなかった作品に向き合う機会をもらえるのも、オススメの良さですね。
ものすごい作品を教えて下さってありがとう。