シズカンヌ映画祭2023 最優秀助演男優賞(邦画部門)
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こんばんは✨シズカです🎥
本日も一緒に過ごして下さった皆さん、ありがとうございました😊
今年も残り3週間を切りましたね💦
「今年もいろんな映画観たな〜🤔」
「映画館に観に行きたかったけど、時間作れなかったから、配信されたら忘れずに観よう🤔」
などなど、いろいろと思いを巡らせています😄
久しぶりに開催のシズカンヌ映画祭🎞🏆
本日のお題は
🏆最優秀助演男優賞(邦画部門)🏆
今年観た映画の中で「お!これは!」と言う、存在感が光っていたのは……
🏆真壁刀義(「キングダム 運命の炎」沛浪 役)
真壁刀義の本業はプロレスラーですが、プロレスラーは
Actor(俳優)
Artist(アーティスト)
Athlete(アスリート)
この3つの才能が揃わないとブレイクが難しい、と私は考えています。
武藤敬司は、この3つが全て突出しているから天才。
内藤哲也は、Athleteとしては実力があったのに、Actor・Artistとしての自己プロデュースで難儀し、ヒール転向して、ようやく、自分が活きるキャラクターを発見して、ブレイクできた良い例ですね。
上田馬之助は、アメリカでの下積み時代、観客の反応の悪さに悩み、ひたすら鏡の前で、技をかけられた時の痛みが、観客に伝わるような表情の練習をしていたと言います。結果、観客の反応が段違いに良くなったそうです。昭和の名ヒール上田馬之助が、あの強面で、痛い顔の練習をしていたと思うと、なんだか微笑ましいですが。
レスラーには、プロレスと言うドラマの中で繰り広げられる感情の機微を表現する、Actorの素養が必要とされる、と言うことがよくわかるエピソードです。
よって、映像作品を作る際、脇を固める俳優に、レスラーと言う表現力ありきの人間を起用するのは、コスパの良いナイス・アイディアだと思います。中にはセリフ棒読みになるレスラーもいなくはないですが。
その点、ロック様(ドウェイン・ジョンソン)は、転職大成功だよなぁ。
真壁刀義は普段は、新日本プロレスでヒール(悪役)として活躍しているレスラーです。
ワタクシが、ヒールの流儀を学んだ教科書は、スタン・ハンセン自伝「魂のラリアット」です。
ハンセンは「ヒールは善人でなければ務まらない」と説きます。
ヒール(悪役)は、ベビーフェイス(善玉)を引き立てた上で、自分の見せ場を作り、試合全体を盛り上げなければならない。だから、ヒールは、まわりをよく見てまわりに気を使い、自分が良く見られることよりも、全体の中で自分がどう立ち振る舞うべきか、考えられる人間でないと務まらない。だから、悪役レスラーは、素顔は善人が多いのだ、と。
タイガー・ジェット・シン然り、クラッシャー・バンバン・ビガロ然り、「ヒールほど聖人が多い」と言うのは、プロレスファンの間では定説ですが、周りを助け、周りを引き立てる人間でないと、ヒールは務まらない。ヒールこそ、究極の助演男優なんですわ。
そこで、真壁刀義の沛浪です。
彼が演じる沛浪は、立ってるだけで「飛信隊がどう言う集団なのか?」を物語っているのですよ。
荒くれ者の寄せ集めで、学も後ろ盾も何もない。ワンチャン、腕っぷしだけでこの戦で成り上がる以外に、人生逆転するチャンスはない。だからこそ、ハングリー精神だけはある。
育ちの良いエリート集団では決してないけれど、でも、人として大切なことは間違わないし、一度、仲間として認めたら情に厚い。
飛信隊と言う集団は、そういう人間の集団なんですね。そして、信は、そういう人間たちに認められたリーダーなわけです。
これを、存在感と纏う空気、一言二言のセリフだけで説明してくれる。非常に雄弁な助っ人の在り方です。
「プロレスが好きだから、映画に出てるプロレスラーを推す」と言う理由ではなく、「周りの演技をいかに助けていたか」「物語が観客に伝わる助けになっていたか」を鑑みて、シズカンヌ映画祭 今年度の最優秀助演男優賞は、真壁刀義に授与したい。
ビジュアルの再現率なら、渕さんがそのまんますぎたなぁ。
本日も一緒に過ごして下さった皆さん、ありがとうございました😊
今年も残り3週間を切りましたね💦
「今年もいろんな映画観たな〜🤔」
「映画館に観に行きたかったけど、時間作れなかったから、配信されたら忘れずに観よう🤔」
などなど、いろいろと思いを巡らせています😄
久しぶりに開催のシズカンヌ映画祭🎞🏆
本日のお題は
🏆最優秀助演男優賞(邦画部門)🏆
今年観た映画の中で「お!これは!」と言う、存在感が光っていたのは……
🏆真壁刀義(「キングダム 運命の炎」沛浪 役)
真壁刀義の本業はプロレスラーですが、プロレスラーは
Actor(俳優)
Artist(アーティスト)
Athlete(アスリート)
この3つの才能が揃わないとブレイクが難しい、と私は考えています。
武藤敬司は、この3つが全て突出しているから天才。
内藤哲也は、Athleteとしては実力があったのに、Actor・Artistとしての自己プロデュースで難儀し、ヒール転向して、ようやく、自分が活きるキャラクターを発見して、ブレイクできた良い例ですね。
上田馬之助は、アメリカでの下積み時代、観客の反応の悪さに悩み、ひたすら鏡の前で、技をかけられた時の痛みが、観客に伝わるような表情の練習をしていたと言います。結果、観客の反応が段違いに良くなったそうです。昭和の名ヒール上田馬之助が、あの強面で、痛い顔の練習をしていたと思うと、なんだか微笑ましいですが。
レスラーには、プロレスと言うドラマの中で繰り広げられる感情の機微を表現する、Actorの素養が必要とされる、と言うことがよくわかるエピソードです。
よって、映像作品を作る際、脇を固める俳優に、レスラーと言う表現力ありきの人間を起用するのは、コスパの良いナイス・アイディアだと思います。中にはセリフ棒読みになるレスラーもいなくはないですが。
その点、ロック様(ドウェイン・ジョンソン)は、転職大成功だよなぁ。
真壁刀義は普段は、新日本プロレスでヒール(悪役)として活躍しているレスラーです。
ワタクシが、ヒールの流儀を学んだ教科書は、スタン・ハンセン自伝「魂のラリアット」です。
ハンセンは「ヒールは善人でなければ務まらない」と説きます。
ヒール(悪役)は、ベビーフェイス(善玉)を引き立てた上で、自分の見せ場を作り、試合全体を盛り上げなければならない。だから、ヒールは、まわりをよく見てまわりに気を使い、自分が良く見られることよりも、全体の中で自分がどう立ち振る舞うべきか、考えられる人間でないと務まらない。だから、悪役レスラーは、素顔は善人が多いのだ、と。
タイガー・ジェット・シン然り、クラッシャー・バンバン・ビガロ然り、「ヒールほど聖人が多い」と言うのは、プロレスファンの間では定説ですが、周りを助け、周りを引き立てる人間でないと、ヒールは務まらない。ヒールこそ、究極の助演男優なんですわ。
そこで、真壁刀義の沛浪です。
彼が演じる沛浪は、立ってるだけで「飛信隊がどう言う集団なのか?」を物語っているのですよ。
荒くれ者の寄せ集めで、学も後ろ盾も何もない。ワンチャン、腕っぷしだけでこの戦で成り上がる以外に、人生逆転するチャンスはない。だからこそ、ハングリー精神だけはある。
育ちの良いエリート集団では決してないけれど、でも、人として大切なことは間違わないし、一度、仲間として認めたら情に厚い。
飛信隊と言う集団は、そういう人間の集団なんですね。そして、信は、そういう人間たちに認められたリーダーなわけです。
これを、存在感と纏う空気、一言二言のセリフだけで説明してくれる。非常に雄弁な助っ人の在り方です。
「プロレスが好きだから、映画に出てるプロレスラーを推す」と言う理由ではなく、「周りの演技をいかに助けていたか」「物語が観客に伝わる助けになっていたか」を鑑みて、シズカンヌ映画祭 今年度の最優秀助演男優賞は、真壁刀義に授与したい。
ビジュアルの再現率なら、渕さんがそのまんますぎたなぁ。