7 3 1 。
ネットフリックスで「湖の女たち」って映画を観たんですが「731部隊」って言葉が出てきたんです。聞いた事あるぞ?と思い調べました。
この映画は介護施設で殺人事件が起きて犯人は誰だ?サスペンス映画かと思ったら途中から警察と介護スタッフの性の奴隷みたいな話しになって、あれ?これってこんな話しだったっけ?と混乱しました。
こんな話ではなくて731です。戦後の混乱を利用した不気味な事件があったんです。現在も尚、冤罪として最高裁で戦われているようです。
1948年.1月。東京の帝国銀行(現.三井住友銀行)で閉店した午後3時、「東京都防疫班」と書かれた腕章を着けた一人の中年男性男性が入ってきて「厚生省技官」と書かれた名刺を出します。
そして近くで集団赤痢が発生し、感染した人がこの銀行に来ていたと言い予防薬を飲むよう言います。2種類の薬のうちの一つを自分で飲んだため従業員は信用し16人が1つ目の薬を飲んでしまいます。そして苦しみだしたところにもう一つの薬を飲ませ、結果12人が死亡してしまいます。
赤痢とは大腸の感染症で戦後間もない日本では整備が整っておらず、こう言った感染症が多く発生していました。
生き残った4人の証言から現場の状況が明らかになりました。体内の薬を調べてもなんの薬かは判明せずでした。犯人は現金や小切手を盗み逃亡。いわば銀行強盗だったんです。
捜査が進み、薬が青酸化合物だった事が分かりましたが当時は劇薬指定って物が存在してなく青酸化合物を薬として飲ませ取り扱いに熟知した人間は限られています。
それが「731部隊」です。戦後の日本がひた隠しした部隊とも言われており人体実験などを行っていると噂されていました(※飽くまでも噂です)捜査の段階である程度まで容疑者を絞ったにも関わらずGHQから突然捜査中止命令がでたんです。
警察はどうしたかと言うと結果を出さなければならず捜査上に一切浮上しなかった一人の男性を逮捕します。実はこの事件に似た事件が東京で数件起こっていました。その時に使用した名刺のデザインが「松井」と言う人物だったため最初は松井に容疑が向けられたのですが松井にはしっかりとしたアリバイがありました。
「じゃお前と名刺交換した奴は誰だ?」としらみつぶしにしていった結果この男性にたどり着いたようなんです。いくつかの状況証拠はありましたが現場証拠が全く無く無理矢理こじつけたような逮捕だったそうです。
生き残った人はみんな「この人じゃない」と言っていましたが死刑判決を言い渡されてしまいます。死亡したのは刑罰での死ではなく病死だったようです。しかし遺族は名誉のために現在も裁判で争っているようです。
こんな闇の事件は現在でも起きています。「プチ〇〇事件」いつか日記に書けたらと思っています。
藤井りか