野生の動物。
野生の動物をペットとして飼う事は可能なんでしょうか?冬を越えると熊の出没が多く見られるようになります。
熊の発見は年々増加傾向にありますが、シンプルに熊の個体が増えてるんです。
余談ですがニュースで頭に怪我をしたおじいちゃんが「家内と間違えて声をかけたら熊だった」そうで襲われた、なんてのを観ました。奥さん。。。
これは特別?かも知れませんが人間が熊に襲われる被害も年々増加しています。1996年〜1990年まで春熊駆除制度という制度があってハンターの方々が山に入り、足跡などを見つけると後を追って積極的に撃っていいですよって制度です。
しかし1990年にこの制度が廃止されます。
ハンターの方の高齢化や色んな理由もありますが、その制度の廃止から30年で熊の個体数は急増していく事になります。
台風などの被害によって熊の食べる物が不作だったりで熊が人の住むエリアまで下りてくるようになり人を襲ってしまう事がしばしばあります。
Q: そんな野生の熊ですがペットとして飼ってる人はいるんですか?
A: います。
海外ではロシア。男性が狩りのため山に入ると小さな子グマを見付けて連れて帰りました。首輪と鎖で繋いで、名前もつけてペットとして飼うようになりますが熊は日に日に大きくなります。当然です。
鎖で繋げなくなる程大きくなり、檻に入れて飼うようになりましたがこの頃から熊は野生本能が芽生え始めます。人を攻撃するようになり、この時点でペットとして飼うのは無理なような気がしますが、やっぱり無理だったんです。
最後は飼い主と、そこで飼われていた犬2匹を襲い死亡させてしまうんです。
日本では2022年。長野県に住んでいる75歳の男性がツキノワグマを子グマの頃から飼っていて、名前もつけて家族同然に可愛がっていましたが突然男性を襲い死亡させてしまいます。20年も一緒に生活していたそうです。
襲ったのか戯れていたのかは分かりませんが結果として飼い主は亡くなってしまったんです。
やっぱり熊を飼うのは辞めた方がいいですね。
森のクマさん🐻みたく可愛いイメージを持ってる人って少なからずいるんでしょうか?
2022年に北海同庁が公式Xで、道内で66頭の牛を襲ったヒグマを駆除したと発表したんですが、それから同庁にめちゃくちゃクレームが入ったらしいんです。
餌をあげたらいいだろう!だとか麻酔銃で良かっただろう!とか凄かったらしいです。そのクレームを熊に入れたら熊は聞き入ってくれて大人しくなりますかね?
野生で生活していた動物が急に人間に連れ去られて檻の中で行動を制限するのもあまりよろしくはないですよね。人間の勝手によって不自由になる生き物があまりにも多すぎます。
野生の動物と仲良く生活するなんてのは絵本の中だけかもしれませんね。
藤井りか