れんのブログ

さてさて今回は前回に引き続きガンダムシリーズよりガンダムUCの続きです


ネタバレですが３度ほど日記を書いたのですが本文が長すぎると更新されず、本文を試行錯誤しながら削り、禁止ワードと戦いなんてしてたら日記が消えました


なので今回は慎重に書き進めていきたいと思います


ここからはネタバレ含むガンダムUCのお話になるのでネタバレが嫌なお兄さんたちや興味のないお兄さんたちはここでUターンお願いします


それでは早速…

「機動戦士ガンダムUC」の原作者は「機動戦士ガンダム」原作の富野さんではないことはガンダム好きなお兄さんたちなら当たり前だろ〜という話しかと思いますが、念の為知らない人のためにここで説明

「亡国のイージス」

「終戦のローレライ」

などで有名な作家福井さんが機動戦士ガンダムUCの原作小説を担当しているのです


福井さん「∀ガンダム」の小説版も担当しているのでそれがきっかけとなり「機動戦士ガンダム　逆襲のシャア」から「機動戦士Vガンダム」までのミッシングリングを描くプロジェクト「UC next100」に携わることとなります


その第1弾として生まれたのが今回ご紹介している「機動戦士ガンダムUC」なんですね


福井さんは大のガンダムファンということは最早周知の事実なうえ富野さんの大ファンです
そんな人が筆を取ったらそりゃ面白くないものが出来るわけはないですよね

しかもしかも
「機動戦士ガンダムUC」といえば福井さんが最も影響を受けたと言う「機動戦士ガンダム　閃光のハサウェイ」へと繋がる重要なストーリーラインを描くものこれは気合いが入らないわけがない


駄菓子菓子


小説を掲載する「ガンダムエース」の出版社からいくつもの制約が課されるのです


特に重要視されたこと、それが…


ニュータイプ論を描くこと



そしてこれこそが「機動戦士ガンダムUC」が問題作と言われてしまうすべての原因なのです



「機動戦士ガンダムUC」が犯してしまった最も大きなタブー、それは…


ニュータイプを神として描いてしまったこと



シンプルな話ですね
ではなぜこれが問題作と言われてしまうほどのタブーになるのか


まずは原作者富野さんの強い思いからずれてしまうからです


ご存知のお兄さんも多いかと思いますが富野さんの中ではかなり以前からニュータイプ論に関しては結論が出ているのです


こちら↓でも言及があり

「新訳　機動戦士Zガンダム」の制作発表でニュータイプ論というものを生み出したZガンダムの劇場版を出すならば…ということから出した結論は


ニュータイプとは家族（隣人）を大切にする人のこと


というものなのです


至極シンプルで簡潔な結論ですね


そもそもの話なんですが「ガンダム」という作品が戦争を舞台として使っている以上、人と人とが分かり合える方法がテーマになるんですよね


宇宙世紀を舞台とするガンダム作品ではその分かり合える方法というのが一貫して人類がニュータイプに進化することだったんです


そう考えれば富野さんの結論は納得がいくものですよね


家族や隣人を大切にすることが出来る人は、相手の背景にあるものを理解することが出来る

つまり人と人は分かり合うことが可能であるということになるのです


ニュータイプというものは決してオカルトじみた人間離れした力を持つ者のことではない

となるわけです
これが富野さんのニュータイプに対する結論となります


駄菓子菓子

宇宙に適応している人類で、尚且つアニメの中で出てくる概念になるのでアクシズ・ショックに代表するような本当に人の力では解決出来ないような危機が起きた時に奇跡のようなものを起こす力を持った可能性がある人類であるということが描かれているのも間違いないんですよね


そもそも富野さん自身がニュータイプを「機動戦士ガンダム」で主人公アムロ・レイの超人的なパイロット能力の裏付けとして出したことが初出なので、ある程度奇跡を起こせる超人類的な要素ははらんでいないといけないことになっちゃうのかなぁと




と、ここまで「機動戦士ガンダムUC」がアニメ化するための制限、その制限であるニュータイプとはについてお話していたのですがそろそろ文字数怪しそうなので


next ニュータイプを神として描いたことは何が問題だったのか…