
お礼に、一枚だけ──それだけのはずだった」
11時間前
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「動画、見てくれてありがとう」
そう書かれたDMが、朝の通知に並んでいた。
眠気が残る手で画面を開くと、
そこには“のぞいていた人”の言葉があった。
──「一枚だけでいい。顔は隠して。
あの時の…感じてた瞬間を、くれませんか?」
拒めなかった。
なぜかわたしは、鏡の前に立っていた。
スカートを膝までまくり、
パンツをずらして、
脚を少しだけ開いて、
カメラを構える。
「……これで、いいんだよね」
撮った瞬間、指の腹が濡れていた。
送信ボタンを押したあと、
脚を閉じられないまま、
じっと画面を見つめていた。
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さん
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